内視鏡の消毒について
−内視鏡で、肝炎やピロリ菌がうつると聞きましたが−
内視鏡検査で、ウイルスや細菌が感染することは、以前から知られています。肝炎や結核が有名ですが、その他にも、胃の検査をしたときは正常だったのに、3−5日後より急性胃炎になる場合が以前は見られました。これは、ピロリ菌の感染によるものと考えられます。内視鏡の機械やその他の処置用具から感染すると考えられます。
−その日の何人目に検査を受けるかで、感染の可能性が違いますか−
内視鏡の洗浄方法によって、順番が問題になることがあります。病院によっては、その日の最後に、自動洗浄機による消毒洗浄を行い、それまでは、手洗いと消毒で済ます施設もあります。このような施設では、朝一番の検査が最も安全になります。
当院では、検査が終わると、超音波洗浄機能付き自動洗浄機で内視鏡洗浄をし、処置器具も超音波洗浄機を使用しその後オートクレーブで消毒しますので、何番目に検査を受けていただいても、日本で最高のレベルの洗浄・消毒を行っていますので、心配ありません。