(平成20年9月30日現在)
食道癌・胃癌・大腸癌の診断率統計の診断率統計と内視鏡時の鎮静剤の使用頻度
1 胃内視鏡 7537件
細く軟らかい管の先にテレビの撮影装置をつけたスコープで、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察します。映像はテレビ画面で見ます。粘膜をつかみとって組織の検査ができます。
食道炎、食道癌、食道静脈瘤、胃癌、胃ポリープ、胃・十二指腸潰瘍などがわかります。
2 大腸内視鏡 4620件
胃内視鏡より少し太めの管を挿入し、大腸粘膜を直接観察します。粘膜をつかみ取って組織の検査ができます。
大腸癌、大腸ポリープ、大腸憩室などがわかります。
3 腹部超音波検査 5337件
患者さんに苦痛を与えることなく手軽におこなえる検査です。空気・骨 ・脂肪に弱いため、肺・胃・腸などは観察しずらいのですが、胆嚢・肝臓・膵臓・腎臓などの病気がわかります。
甲状腺・前立腺・子宮・卵巣をはじめとして、最近では、虫垂炎(いわゆる「もうちょうえん」)の診断もできるようになりました。
本年度よりカラーフロー機能の付いた新機種を導入いたしましたので心臓の検査も可能になりました。
4 レントゲン検査
*胸部レントゲン 9635件
息が苦しい時、咳がある時、胸が痛い時などに、肺や心臓の病気を調べるためにおこないます。
肺結核、肺炎、肺癌、胸水、心臓肥大などがわかります。
*腹部レントゲン 89件
腹痛がある時におこないます。腸閉塞などがわかります。
5 心電図 7960件
心臓を動かすために必要な電気信号がきちんと流れているかどうかを調べます。
不整脈、心臓肥大、狭心症、心筋梗塞などがわかります。
6 呼吸機能検査 36件
呼吸の状態を調べるとき行います。 喘息、肺気腫などがわかります。
7 ホルター心電図 253件
不整脈、狭心症の精密検査のために行います。
8 聴力検査 374件
主に職場の検診や健康診断で検査します。
9 血液検査・尿検査 21695件
一般の検査以外に、アレルギー検査、糖負荷試験(糖尿病の検査)、ICG(慢性肝炎の検査)も行っています。
10 DIP(腎盂造影) 23件
尿管結石の時に行う検査です。
11 眼底検査 6140件
高血圧・糖尿病など、動脈硬化の程度や糖尿病による目の中の血管の変化を調べます。成人病検診の必須検査です。
12 眼圧検査 39件
目の圧をはかり、緑内障のチェックをします。緑内障は、視力を失う可能性のある病気です。また、いろいろな薬で緑内障を悪化させますので注意が必要です。